初めまして、英語×薬学を広めたい留学薬学生、rioと申します。
ここでは私が薬学部入学→ENG.PHARMAを開設するまでのお話をさせていただきます。

ちょっと長いですが、気休めにぜひ。
かなりぶっちゃけてます笑
念願だった薬学部に入学!

私が薬剤師を目指し始めたのは、なんと小学校二年生の頃から。
小学生で自ら塾に通いだし、中学生で誰もが認めるようなガリ勉をこなし、地元の進学校といわれている高校に難なく合格しました。
「あれ、このまま薬学部もいけちゃうかも!!」
そんな順風満帆だった私は、高校で数Ⅱ・数Ⅲという怪物に出会い絶望します。
第一志望の国立薬学部の模試の判定はずっとDかE。
「自分の学力ってこんなもんなんだ、、、」と思い知らされました。
自分なりに勉強してみたものの飛躍的には成績が伸びず、センター本番後の判定は結局C。
そこから二次試験までの間はかなりしんどくて、毎日のように泣いてました、、、
ここで諦めたら絶対ダメだよなぁ。けど合格できる自信ないし。
あーあ、もう勉強やめたいなぁ。
と葛藤する日々。だけど結局昔からの夢を諦めきれず、できる限りの努力は続けました。
そして迎えた二次試験本番。
「え、思ってたよりできたかもしれない??」
変に期待して合格してなかった時がつらいので、この思いは誰にも言わず、自分でもなかったことにしました。
合格発表の日、私が結果を見る前に仕事中の母から電話がかかってきました。
母: ねぇ!!!!受かってるよ!!!!!
私: まじぃ!?!?嘘だ嘘だ、え、ほんとやん、、、いぇーーーーーい!!
もうこれ以上ないほど嬉しかったです。やっと勉強してきたことが実ったと思いました。
なにより、父と母が私以上に喜んでくれたことがとっても嬉しかったです。
頑張れなくなっていった大学の日々…

やっと入学できた薬学部。もうそりゃ、ワックワクでした。
初めての一人暮らし、バイト、飲み会、サークル。私も人並に大学生活を満喫しました。
勉強もそれなりに頑張っていました。特別興味のある授業はなかったですが、テスト前はしっかり勉強してなるべくいい成績をとるようにしてました。
というのも、私の大学では三年生から研究室に配属されるのですが、二年生終了時の成績上位者から研究室を選べるというシステムがあったからです。
この研究室選びは、学生にとって今後の大学生活を大きく左右する一大イベントで、教授や先輩が厳しい・ゼミが頻繁にある・帰る時間が遅い研究室は”ブラック”、その反対は”ホワイト”とよばれています。(私の大学だけかもしれませんが笑)
特にやりたい研究がなかった私は、”ホワイト”であるかどうかを重視して研究室を選びました。
もちろん、自分の研究室の研究に完全に興味がなかったわけではないし、生物が好きな私にとってマウス実験はいい経験になりました。
ただ、なぜだか全くワクワクしないのです。全てにおいて最低限こなすだけ。
私の研究に対する知識・経験・モチベ不足は十分承知です。
でもこんな気持ちを抱えながら、研究室にただいるだけのような生活は、自分にとって何の意味があるのかなと思うようになっていきました。
そして、研究室にいる時間が徐々に減っていき、頻繁に休むようになっていきました。
そもそもやる気ないし、やる意味も見いだせてないのに、頑張る意味ってある?それって無駄じゃない?
そんなの他の人だって思ってるけど、それでも皆は頑張ってるんだ。
あぁなんで自分だけ、こんなにも頑張れないのかな、ほんとにクズなんだな、自分は。
こんな風になりたくなかったのに、、、でもどうすればいいんだろう、、、
と思いながら、家に引きこもっていました。
正直ベットから起き上がれなかったり、自然と涙が出てきたり、家から出たくてもなんか怖くて出られなかったりと、精神的にかなり病んでいた状態でした。
せっかく頑張って薬学部に入ったのに、そんな風になってしまった自分がすごく嫌でした。
思い切って留学することに!

そんな日々を過ごしていた中、バイト先の同級生たちは就活を始めました。
「皆もうすぐ社会人として働き始めるのか、、、」
身近にいた存在だったからこそ、私はその姿を見て少し焦り始めました。
ほんとに薬剤師になりたいのか?薬学の世界で活躍したいと思うくらい薬学に向き合いたいのか?
授業では特別興味のある教科はないし、別にこれといって研究したいことがあるわけでもない。
まして、研究室では全く頑張れていない、、、
私ってほんとは将来何がしたいんだ??私が本気で頑張れそうなことってなんだ??
日本だけじゃなくて、海外でも活躍できる人になりたい、、、今なら留学、、、??
元々英語が好きでいつか留学してみたいと思っていましたが、本気で考えるようになったのはこの頃からです。
正直に言うと、ただ海外で生活してみたい・薬学から一度離れてみたい・研究室から逃げたいという気持ちもありました。
でも、努力できる自分を取り戻して生まれ変わりたい!自分に自信を持てるようになりたい!という気持ちが一番大きかったような気がします。
行動力だけは人一倍あるので、本気で考え始めて約半年後にはカナダへ渡航しました。
カナダで気づいた自分の目指したいものとは?

カナダに来てから一か月くらい経った頃、「英語って果てしないな」と痛感しました。
というのも、十分話せているように見える人も、発音やアクセントに全然満足していない。
留学してから英会話を始めた私なんて、初めは話したくても話せないレベルでした。(頭では浮かぶけど実際に声にならない感じ。)
「やっぱそんなに甘くはないか、、、」
でも、自分の学びたい英語に集中できる環境で、努力の面でも、人間性・価値観的面面でも少しずつ変わってきている自分を嬉しく思います。
ただ、自分が英語でプロフェッショナルになるのは果てしなく時間がかかるな。とも思います。
それは、カナダにいるネイティブ・日本人を含めた留学生と話していて思うことです。
もちろん、英語の勉強は続けていきますが、自分の武器にするにはまだまだ時間がかかる。
そこで、私が武器にできそうなものって何だろう??と考え始めました。
やっぱり、薬学しかないんだよなぁ、、、そうか、英語×薬学だ!!
なんだか軽く聞こえそうですが、思いついた時は、もやもやしていた心がぱっと晴れた気がしました。
そして今私はこの分野を本気で広めたいと思っています。
ENG.PHARMAの開設

英語×薬学に興味を持った私は、まず医療通訳士にたどり着きました。
本当に勉強し始めたばかりですが、英語×薬学(医療)の分野にワクワクしてます。
大学でも一応薬学英語というものを学習しましたが、正直ただの理系英語の授業でした。
また、英語が話せる薬剤師の就職先というのも調べてみました。
出てきたのは、空港や大使館近くの外国人が多くいそうな薬局・外資系製薬企業・CROなど。
「ほう。で、結局どういう英語を学べばいいんだ??」
「どんな風に英語を使って仕事をされているんだ??」
自分の勉強不足もありますが、正直具体的な想像がつきませんでした。
英語×薬学の世界で活躍されてる方々とつながりたい!!直接お話を聞きたい!!
私と同じように英語を使って働きたい薬学生・医療系学生は沢山いると思います。
しかし正直、英語×薬学の世界はまだまだ狭くて、どんな職業に就けるのか・どんな英語を勉強すればいいのか、学生にとっては分からないことが多すぎるような気がします。
将来英語を使って働きたい薬学生・医療系学生のための場を作りたい!!!
それがENG.PHARMAです。
もちろん自分のためでもありますが、私と同じような学生の何か役に立てればいいなと思って開設しました。